ピラティス資格の種類とおすすめ7選|費用・難易度・東京で取れるスクールを比較【2026年版】

目次

まず結論:目的別のおすすめ早見

ピラティスの資格は「どんな相手に・どんな場面で教えたいか」で選ぶのが失敗しないコツです。まず目的別の早見を示します。

  • 費用を抑えて入門・副業から始めたい → FTP、FRP(マット系・導入コストが低い)
  • 医療・リハビリ・姿勢づくりの現場で活かしたい → FRP、PHI、ポールスター
  • マシン(リフォーマー)スタジオで働きたい → CLUB PILATES、STOTT PILATES
  • 国際的に通用する総合資格をしっかり取りたい → BASI Pilates、STOTT PILATES、ポールスター

詳しい比較は本文の比較表と各団体の解説で確認してください。この記事は、フィットネス・ヨガ業界20年・延べ200件超の集客支援に携わってきた筆者と、理学療法士でファンクショナルローラーピラティス(FRP)創始者の中村尚人先生の監修のもとで作成しています。

ピラティスの資格は必要?国家資格はある?

結論から言うと、日本ではピラティスの指導に国家資格は必要ありません。ピラティス関連の資格はいずれも民間団体が認定するもので、指導そのものは無資格でも法律上は可能です。

ただし実際には、スタジオ就職・業務委託・集客・受講者からの信頼という点で、体系的に学べる養成コースの修了が事実上の前提になっているのが現状です。国際的には非営利団体のPMA(Pilates Method Alliance)が教育基準を設けており、これに準拠した団体で学ぶケースが多くなっています。「資格が必須かどうか」より「学びの質を担保する手段」として捉えるのが実務的です。

ピラティス資格の種類(マット/マシン/総合)

ピラティスの資格は、扱う内容によって大きく3種類に分かれます。まずこの分類を押さえると、団体選びが一気にわかりやすくなります。

マットピラティス系

マット(床)の上で自重を使って行うピラティスを指導するための資格。器具が不要で、費用・期間を抑えやすいのが特徴です。

  • 費用相場: 約15万〜45万円/期間3〜6ヶ月が一般的
  • 向いている人: 初めて資格を取る人、費用を抑えたい人、マット中心のグループレッスンやオンライン指導をしたい人

マシン(リフォーマー)ピラティス系

リフォーマーなどの専用マシンを使うピラティスを指導するための資格。専門性と安全管理の知識が求められます。

  • 費用相場: 約25万〜50万円以上
  • 向いている人: 急成長中のマシンピラティススタジオで働きたい人、専門性を活かしたい人

コンプリヘンシブ(総合)系

マットとマシンの両方を体系的に学ぶ上位コース。指導の幅が最も広くなります。

  • 費用相場: 約70万〜150万円(マットとマシンを別々に取るより総額を抑えられる場合もあります)
  • 向いている人: 本格的にキャリアを築きたい人、独立・スタジオ開業を視野に入れる人

*受講料のほかに、入会金・教材費・試験料・年会費などが別途かかるのが一般的です。

主要ピラティス資格団体おすすめ7選(比較表)

金額はすべて税込み・2026年7月時点で各団体公式サイトから確認したものです。改定され得るため、申込前に各団体の最新情報をご確認ください。

団体主な種別代表的な費用(税込)期間・形式特徴
FRPマット(ローラー)ベーシック 87,010円〜(段階制)+年会費16,000円各コース12〜18時間・通学日本発。医療者の受講が多い。導入コストが低い
FTPマット約20万円前後(受講校により差)9〜36時間・通学入門しやすくマットに特化。未経験でも可
PHIマット/マシンマットⅠ/Ⅱ 254,100円、リフォーマーⅠ 231,000円コース単位(一部オンライン可)リハビリ由来・姿勢づくり/臨床向け
BASI Pilatesマット/総合マット 298,000〜450,000円(受講形態で差)マット全36時間・通学/オンライン/ハイブリッド世界40ヶ国以上の国際資格。科学的根拠重視
STOTT PILATES器具別/総合マット 約28万円台〜、リフォーマー 約33万円台〜(受講先で差)器具別モジュール制・通学リハビリ由来の精密メソッド。世界基準
CLUB PILATESマット/マシン/総合チェア115,500円/マット159,500円/リフォーマー330,000円/総合935,000円3〜8日・通学世界最大級チェーンの直系。就業導線が明確
ポールスター総合(6器具)コンプリヘンシブ 775,000円+試験85,000円約6ヶ月・月1回土日・通学医療ベース。6器具を扱う最高峰の総合資格

*価格は日本国内で受講する場合の代表例です。BASI Pilates=zen place pilates education、STOTT PILATES=国内の認定教育センター、FTP=FTP JAPAN認定校など、実際の開催は各団体の国内運営元・認定校が行い、受講先によって金額が異なる場合があります。

各団体の詳細

FRP(ファンクショナルローラーピラティス)

FRP(ファンクショナルローラーピラティス)の講座イメージ

日本発のメソッドで、理学療法士・中村尚人先生が創始しました。運営は一般社団法人 日本ヘルスファウンデーション協会。フォームローラー1本で行えるため導入コストが低く、医療系の受講者が多いのが特徴です。段階式(ベーシック→ミドル→アドバンス→マスター)で学び、キッズ・シニア・マタニティ・スポーツなど専門コースもあります。姿勢や身体の動きづくりに取り組みたい人、ヨガ指導からの併用・転向を考える人に向いています。

  • 費用の例(税込): ベーシック 87,010円/12時間、ミドル・アドバンス 各156,640円/18時間、マスター 144,980円。ほかに教材費・登録料5,500円・年会費16,000円(資格保持に必須)
  • 受講形式: 通学中心。コース最終日から約3ヶ月後に筆記・実技試験
  • 公式: https://frpilates.com/

FTP(Fit to Perform)

FTP JAPAN(Fit to Perform)公式サイト

1991年に英国ロンドンで設立された教育団体で、日本では2000年よりFTP JAPANがプログラムを提供しています。基本34エクササイズを段階的に学ぶマット系で、費用・時間を抑えやすく、指導未経験からでも始めやすいのが強みです。合格後はPMAへの加入資格が得られます。

  • 費用の目安(税込): ベーシックマット養成 約20万円前後(受講校により差)。コース全体では概ね13万〜18万円台のレンジ
  • 受講形式: 9〜36時間+筆記・実技試験、認定校で通学
  • 公式: https://ftpjapan.amebaownd.com/

PHI Pilates(PHIピラティス)

PHI Pilatesの講座イメージ

リハビリ・姿勢づくり由来のメソッドで、PHI Pilates Japanが国内運営しています。マット系・マシン系をコース単位で積み上げる方式で、医療・臨床の現場で活かしたい人に向いています。

  • 費用の例(税込): マットⅠ/Ⅱ 254,100円、リフォーマーⅠ 231,000円、タワー 231,000円、チェア 168,840円 ほか
  • 受講形式: 初回は「マットⅠ/Ⅱ」または「リフォーマーⅠ」から。一部コースはオンライン可(正確な日数は要問い合わせ)
  • 公式: https://phipilatesjapan.com/

BASI Pilates(BASIピラティス)

BASI Pilatesの講座イメージ

Body Arts and Science Internationalによる国際資格で、日本の公式認定校はzen place pilates education。科学的根拠に基づくカリキュラムで、世界40ヶ国以上で展開しています。しっかり網羅的に学びたい人向けです。

  • 費用(税込): マット指導者資格=通学 450,000円/ハイブリッド 350,000円/オンライン 298,000円。コンプリヘンシブ(総合)は概ね90〜100万円前後(★総額は受講先の最新見積もりで要確認)
  • 受講形式: マットは全6モジュール・計36時間。通学/オンライン/ハイブリッドから選択可
  • 公式: https://www.pilates-education.info/

STOTT PILATES(ストットピラティス)

STOTT PILATES(Merrithew)公式サイト

カナダMerrithew社のメソッドで、解剖学・バイオメカニクスに基づく精密さと世界的な認知度が特徴です。国内は複数の認定教育センターが養成を行い、器具別(マット/リフォーマー/キャデラック/チェア)に必要な分だけ段階取得できます。フィットネスにも医療・リハにも対応しやすい設計です。

  • 費用の例(税込・受講先により差): 初中級マット 受講料 約278,000円+教材費/初中級リフォーマー 約328,000円+教材費 など。全器具を履修するとコンプリヘンシブ相当に
  • 受講形式: 器具別モジュール制・通学中心(マット40時間/リフォーマー50時間 など)
  • 注記: ★価格は教育センターごとに異なるため、受講先の最新料金を必ず確認してください
  • 公式(本国): https://www.merrithew.com/

CLUB PILATES(クラブピラティス)

CLUB PILATESの養成コースイメージ

世界最大級のマシンピラティスチェーンの直系養成です。世界に1,000店舗以上(2025年末時点で約1,400店舗)を展開し、日本国内にもスタジオがあります。卒業後にクラブピラティス店舗勤務を紹介する就業導線が明確なのが強みです。

  • 費用(税込・認定証/テキスト込): チェア 115,500円/3日、マット 159,500円/4日、リフォーマー 330,000円/8日、コンプリヘンシブ 935,000円
  • 受講形式: 通学。東京開催・無料相談会あり
  • 注記: ★店舗数は変動が速いため、掲載・案内時点で公式の最新値を確認してください
  • 公式(日本): https://clubpilates.co.jp/

ポールスター(Polestar Pilates)

ポールスターピラティスの講座イメージ

理学療法博士Brent Andersonが創始した医療ベースのメソッドで、国内はポールスターピラティスジャパンが運営。マット・リフォーマー・キャデラック・チェア・バレル・ウォールの6器具を扱うコンプリヘンシブが看板で、医療従事者に選ばれる国際認定を打ち出しています。最高峰の総合資格を目指す人向けです。

  • 費用(税込): コンプリヘンシブ 受講料 775,000円+認定試験代 85,000円。マット/リフォーマー単体の料金は公式に個別記載がなく要問い合わせ
  • 受講形式: 約6ヶ月・月1回土日2日間(東京・大阪)。受講前に25時間以上のピラティス経験を推奨
  • 注記: 認定後の「マスタリーチェック」など別途費用があります(★総額は公式に要確認)
  • 公式: https://polestarjapan.org/

資格取得までの流れと難易度

一般的な流れは「①目的を決める → ②団体・コースを選ぶ → ③受講(通学/オンライン) → ④筆記・実技の試験 → ⑤認定・登録」です。難易度は団体・コースにより幅があり、マット系の入門コースは未経験でも受講しやすい一方、コンプリヘンシブや上位器具のコースは一定の実技経験を前提とする場合があります(例: ポールスターのコンプリヘンシブは受講前に25時間以上の経験を推奨)。

東京でピラティス資格が取れるスクール

通学で学びたい場合、東京には各団体の直営・認定会場があります(代表例。開催状況は各校公式で最新をご確認ください)。

  • BASI Pilates(認定校: zen place pilates education)/STOTT PILATES(heso TOKYO ほか都内の認定センター)/PHI Pilates Japan/CLUB PILATES(東京で養成開催)/FTP JAPAN 認定校/Balanced Body・Peak Pilates の養成校 など

資格取得後に活かす:UTLのピラティス

UTL(アンダーザライト)では2026年7月にピラティスのクラスを開講しました。現在はFRP(ファンクショナルローラーピラティス)とマットピラティスのクラスを提供しています(マシンピラティスは扱っていません)。資格取得後に指導の場をイメージしたい方、まず受け手として体験してみたい方の入口としてご活用いただけます。

UTLのピラティスの詳細・お申し込みはこちら

*UTLが運営するスタジオです。

よくある質問

Q. ピラティスのインストラクターに資格は必要ですか?

A. 国家資格は不要です。ただし就職・業務委託・集客・信頼の面から、養成コースの修了が実質的な前提になっています。

Q. ピラティス資格の費用相場はどれくらいですか?

A. マット系で約15万〜45万円、マシン系で約25万〜50万円以上、コンプリヘンシブ(総合)で約70万〜150万円が目安です。受講料のほかに教材費・試験料・年会費などがかかります。

Q. 未経験・独学でも取得できますか?

A. マット系の入門コース(FTP・FRPなど)は未経験でも受講しやすい設計です。一方、上位・総合コースは一定の実技経験を前提とする場合があります。

Q. マットとマシン、どちらの資格を取るべきですか?

A. 指導したい相手と場面で選びます。グループやオンライン中心ならマット、マシンスタジオで働くならリフォーマー系が向いています。

Q. 取得までどれくらいの期間がかかりますか?

A. マットの短期コースで数日〜数週間、総合コースで約6ヶ月が目安です(団体・受講形態により異なります)。

Q. 国家資格はありますか?

A. ありません。日本のピラティス資格はすべて民間団体の認定です。国際的にはPMAの教育基準に準拠した団体が多くあります。

Q. 東京で通える養成スクールはどこですか?

A. BASI Pilates、STOTT PILATES、PHI、CLUB PILATES、FTP JAPAN などが東京で通学受講できます(開催状況は各校公式でご確認ください)。

まとめ

ピラティス資格は「誰に・何を伝えたいか」で選ぶのが成功の鍵です。費用を抑えて始めたいならマット系(FTP・FRP)、医療・姿勢づくりの現場ならFRP・PHI・ポールスター、マシンスタジオ就職ならCLUB PILATES・STOTT、国際的な総合資格ならBASI Pilates・ポールスター、と目的から逆算すると迷いません。まず受け手として体験してみたい方は、UTLのピラティスもご検討ください。


著者

舩越弘志

舩越弘志(ふなこし ひろし)
・フィットネス・ヨガ業界歴20年、延べ200件超の集客プロジェクトを担当
・2006年よりバリ島に拠点を置き、東南アジア市場の動向を現地で研究
・国内最大級ヨガイベント「オーガニックライフTOKYO」をオンライン化し、45万人が視聴するデジタルフェスへと育成
・現在はUTLコンサルティング代表として、戦略設計 × コンテンツ制作 × 運用代行 をワンストップで提供し、スタートアップからFCまで幅広く支援

監修

中村尚人先生

中村 尚人(なかむら なおと)
理学療法士/ピラティスインストラクター/ヨガ指導者
ファンクショナルローラーピラティス(FRP)創始者

理学療法士として臨床経験を積んだのち、予防医療の観点からヨガとピラティスを統合。現在は「スタジオ・タクトエイト」代表として、医療・教育・運動をつなぐ活動を全国で展開。FRPをはじめ、ヨガ・ピラティスの指導者養成や講演、執筆など幅広く活動している。

主な著書
『ファンクショナルローラーピラティス』(ナップ)
『いちばんよくわかるピラティス・レッスン』(学研プラス)
『症状別ファンクショナルローラーピラティス』(ナップ)
『コメディカルのためのピラティスアプローチ』(ナップ)

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